障害者が社会の壁を壊すために必要なことを僕の経験から考える

障害・生き方

障害者が社会の壁を壊す

僕は、左手に重度分娩麻痺と中程度の統合失調症と双極性障害があります。

僕は、身体障害児として0歳から生きてきたのですが

障害者と社会には、壁があります。

それは、障害者は、助けてあげないといけないという壁です。

これは、一見優しく見えても実際は、障害者は1人では何もできないという見方でもあります。

誤解の無いように言うと、助けが必要な障害者は、いますし障害者を助けなくていいと

いう事ではありません。

ただ、ある種特別扱いの優しさが障害者の可能性を潰して障害者と社会の壁を

作っていると思うのです。

だからこそ、障害者と社会の壁を壊す必要があると思うのです。

僕が感じた社会の壁

僕自身、出産時の医療ミスで左手に重度分娩麻痺を負ってしまったので幼少期から

色々大変でした。

例えば、通っていた幼稚園で男子から仲間外れにされていました。

その時にはっきりと身体障害があるからこっちに来るなと言われました。

この時に僕は、障害者と健常者の壁を認識しました。

令和の今は、違うのかもしれませんが当時は、障害児に対して前向きな健常児が

少なかったです。

正直言うとショックでした、目の前が真っ暗になりました。

だからこそ、今思うのは、当時障害児と健常児の壁が無ければ辛くはなかったと思います。

僕自身、重複障害者だからこそ分かるのですが、障害児にはとても大きな長所があります。

それは、本気で他人を思いやれる心です。

この心は、多くの障害児が持っている宝です。

基本的に生きる事は、楽しい事ばかりではないです。

ですので、障害児の本気で他人を思いやれる心は、尊いのです。

道は、1つではない

日本では、義務教育を受ける事が当たり前ですが、それが人生の選択肢を狭めているように感じます。

今でも義務教育の過程で学力を高めて偏差値が高い高校に進学して

一流大学に合格して卒業した後に一流企業に就職して65歳まで働くという

事が大正解のように常識化されています。

ですが、日本中を世界中を見渡すと一流企業に就職する事だけが

社会の人生の正解ではないという事が分かります。

例えば、芸術家にとって重要なのは、芸術作品を作り上げる事です。

YouTuberにとって重要なのは、YouTube動画を投稿する事です。

漫画家にとって重要なのは、漫画を描く事です。

道は、沢山あるのです。

常識に囚われている人は、道が1つしか見えていないのです。

だからこそ、道は1つではないです。

探して下さい。

楽しんで下さい。

障害者が結束する重要性

障害者にとっての社会の壁は、1人で壊すのは、とても難しいです。

ですので、障害者が結束する事が社会の壁を壊す事になります。

それは、社会の壁を壊した人に共通しているのは、人を巻き込む能力だからです。

例えば、ヘレン・ケラーは、圧倒的な実績を活かして障害者のために講演等をして

障害者と社会の壁を壊すのに多くの人を巻き込み社会の壁を壊しました。

結束すれば心に余裕が生まれる

例えば、統合失調症の人達が集まれば精神障害者特有の孤独感を紛らわせる事ができます。

それと、統合失調症を発症して間もない人が統合失調症を発症してから長期間

経っている人に人生相談をする事で悩みを解決する事に繋がるかもしれません。

それは、統合失調症の事が1番分かるのは、統合失調症当事者だからです。

そして、これは、精神障害者だけではなくて身体障害者、知的障害者でも同じです。

特に聴覚障害者や発達障害者同士の結束力は、高い傾向があると思います。

僕が思うに日本人は、他人に助けを求める事が苦手な人が多いように感じます。

ですが、ちゃんとした形で他人に助けを求めれば相手は、自分を無下にはしません。

それどころかよくぞ言ってくれたと喜ぶ人もいます。

ただ助けてと言っても効果は、低いですが目的がある助けを求める行動は、効果が高いです。

大事なのは、現状を変えたいという意志です。

僕自身、障害者に助けてもらった

それは、僕がA型作業所に通っていた頃にプロ格闘技選手になりたい僕を応援

してくれる同僚が2人いました。

例えば、同僚の内の1人は、当時僕が通っていたアスレチックジムに車で送ってくれました。

そして、今でもはっきりと覚えているのは、彼が僕に缶ジュースを奢ってくれた事です。

何故かその時に飲んだ缶ジュースは、格別に美味しかったです。

彼は、僕が必ずプロ格闘技選手になれるとよく励ましてくれました。

もう1人の同僚は、僕と年が近いという事もあり、僕の心に寄り添ってくれました。

彼とは、カードゲームやビデオゲームでよく遊びました。

印象に残っているのは、彼は、自分自身に対して真っ直ぐだった事です。

彼自身も重い障害を抱えているのに芯が通っているところを尊敬していました。

僕が後悔しているのは、2人と過ごす時間をもっと大切にすればよかったという事です。

だからこそ、僕は、今、彼等に心の底から感謝しています。

全員が驚く結果を出す

障害者が社会の壁を壊すには、日本社会全員が驚く結果を出す事が1番の近道だと思います。

僕は、格闘技経験者なので重度身体障害者がプロ格闘技で圧倒的な結果を出せば

日本社会全体が震撼するのは、間違いありません。

何故なら、今まで日本人の重度身体障害者がプロ格闘技で圧倒的な結果を出した

事がないからです。

つまり、障害者が前人未到の事をやり遂げれば障害者と社会の壁を壊す切っ掛けに

なるという事です。

僕は、格闘技で健常者との壁を壊した

僕は、フルコンタクト空手の経験を経て都会のキックボクシングジムに入会したのですが

入会したばかりの頃は、周囲は僕には、キックボクサーとして強くなるのは、無理だろう

という雰囲気でした。

事実、僕は、入会したばかりの時にスパーリングでまともに戦う事ができませんでした。

それでも諦めずにキックボクシングのトレーニングを続けていると次第にスパーリングで

練習生に対して優勢に戦えるようになりました。

そして、最終的には、元ムエタイ世界王者のタイ人と日本キックボクシング王者のタイ人と

スパーリングで互角以上に戦えるようになるまで強くなれました。

この時からキックボクシングのジム生達から認められるようになったのを

今でもはっきりと覚えています。

それと、何よりも嬉しかったのは、元ムエタイ世界王者のタイ人と日本キックボクシング王者のタイ人

から実力を認められた事です。

いつの間にか僕は、プロキックボクサーを目指して当たり前という存在になっていました。

ちなみに当時の友人に僕のキックボクシングジムでの成果を話すと偉人だと言ってくれました。

偉人というのは、大袈裟だと思いましたがそう言われてとても嬉しかったです。

僕の感覚では、普通ではできない事をしようとしたから壁が壊れたというよりも

格闘技が好きで好きでたまらないから格闘技に没頭していたら気付けば

壁が壊れていたという事です。

自分自身を否定しない

障害者として生きていると自分自身を否定したくなる事があるかもしれません。

ですが、自分ではできないと思うよりも自分ならできると、社会の壁を壊せる

と信じ続けて人生を満足に向かわせる事が大革命を起こす切っ掛けになるかもしれません。

僕自身、自分自身を否定するような生き方に囚われてしまった過去があります。

しかし、今は囚われていません。

僕は、周囲の常識を覆して今も努力し続けているのですから。

だから、僕は全国の障害者に社会の壁を壊す事を諦めてほしくないのです。

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