重複障害者キックボクシングの極意
僕は、左手に重度分娩麻痺と中程度の統合失調症と双極性障害がありながら
フルコンタクト空手、キックボクシング、ムエタイのトレーニングをして
プロキックボクサーレベルまで強くなりました。
僕が格闘技を始めたのは、20歳です。
何故、格闘技を始めるのが遅くて重複障害がある僕がプロキックボクサーレベルまで
強くなれたのかというと、強くなる極意を掴んだからです。
そして、その極意とは、キックボクシングをシンプルな戦いではなくて、スポーツとして捉えるという事です。
つまり、キックボクシングは、プロフェッショナルスポーツだという事です。
それから、キックボクシングには、基本があります。
例えば、キックボクシングの構えには、オーソドックスとサウスポーがあるのですが
オーソドックスの攻撃方法、サウスポーの攻撃方法がある程度決まっています。
この2パターンを知る事によって、たとえ対戦相手がプロキックボクサーだとしても
対応する事ができます。
つまり、キックボクシングという格闘技について知るという事です。
鍛えるならフィジカルから
自分自身に重複障害があるという事は、基本的にフィジカルでハンデがあるという事です。
ですので、フィジカルを徹底的に鍛えればいいです。
では、どのようにしてフィジカルを鍛えるかというと、筋力トレーニングです。
ウェイトトレーニングと自重トレーニングを両方する事が重要です。
主に鍛える筋肉の部位は、下半身、僧帽筋、腹筋、大胸筋を集中して鍛えます。
それから、僕が特に筋力アップの効果を実感できたのは、ジャンピングスクワットです。
ジャンピングスクワットは、足に対しての負担がかなり大きいのだがその分筋力も大きく向上します。
僕自身、ジャンピングスクワットをしたからこそ、跳躍力が劇的に上がりました。
これが後の飛び膝蹴りにつながりました。
それと、腹筋サーキットトレーニングは、インターバルを挟まずに腹筋をするのですが
これにより、腹筋に大きな刺激を与える事ができて、腹筋サーキットトレーニングをした
結果、キックボクシングに適した強靱な腹筋を手に入れる事ができました。
だからこそ、言えますのは、障害者は、フィジカルから鍛える事が重要です。
体脂肪率を20%以下にする
階級にもよりますが基本的にプロキックボクサーの体脂肪率は、低い傾向があります。
ですが、体脂肪率を低くしすぎますと、ボディへの攻撃に耐えられなくなってしまいます。
ですので、体脂肪率は、10%以下にならないように気を付けるようにした方がいいです。
では、理想的な体脂肪率は、何%なのかといいますと、10%前半です。
はっきり言いますと、体脂肪率20%以上は、プロキックボクサーの
体脂肪率としては、論外です。
理由は、体脂肪率20%以上になると、体のキレが悪くなるからです。
やはり、キックボクシングは、スピード勝負的な側面がありますので、
体脂肪率は、20%以上にならないように注意しましょう。
構えは、サウスポー
障害者の障害の部位にもよりますが、障害者がキックボクシングで強くなるには、サウスポーの構えがいいです。
何故かと言いますと、サウスポーは、オーソドックスの人にもサウスポーの人にも
攻略されにくいからです。
ですので、サウスポーが適しているという事です。
僕がサウスポーの構えで感じたメリット
それは、僕の右手は、左手よりもリーチがとても長いので、リードジャブを
対戦相手に打つという意味でとてもアドバンテージがありました。
つまり、構えが変則的なサウスポーだったという事です。
更に言いますと、右手の動作が健常者よりも速かったのもアドバンテージでした。
ですので、スパーリングが始まって、先手の右ジャブを対戦相手に打って
ペースを掴む事ができました。
やはり、キックボクシングでは、先手必勝にこそ価値があるという事です。
もしも、僕がオーソドックスならプロキックボクサーレベルまで強くなれなかったと思います。
腕の長さとサウスポーの組み合わせが僕のキックボクサーとしての可能性を伸ばしてくれました。
遠い距離からの右フック
サウスポーで右手の機能が平均よりも高い僕の得意技は、遠い距離からの右フックです。
例えば、対戦相手がオーソドックスの場合に対戦相手の左腕の外側から
右フックを被せて顔面に当てるパターンがよく決まりました。
感覚としては、それなりに対戦相手にダメージを与える事ができました。
どのような状況だったのかと言いますと、対戦相手が繰り出した左ジャブに合わせて右フックを被せます。
これにより右フックがカウンターで当たります。
右フックが当たれば、対戦相手の動きが止まって、返しの左ミドルキックが当たります。
そして、左ミドルキックが当たって、対戦相手の体が流れたら追加の右ストレートパンチが当たります。
僕がコンビネーションを決めるのには、右フックが鍵でした。
ですので、僕と同じような身体障害がある人は、サウスポーからの右フックを
習得した方が絶対にいいです。
ミット打ちの極意
障害者にとって、ミット打ちを極める事は、キックボクシングのスパーリングでの
勝ちパターンを作るのに絶対に必要です。
僕は、左手に重度の身体障害があるのでミット打ちを打つ時にパンチは、
基本的に右手だけで行なっていました。
ですが、たまに左手を使ってのミット打ちも行なっていました。
とにかくミット打ちをたくさんする
僕がキックボクサーとして強くなれた大きな要素としては、ミット打ちをたくさんしたからです。
個人的に思うのは、複数のプロ格闘技選手にミットを持ってもらった方がいいです。
様々なタイプのプロ格闘技選手のミット打ちを多くする事によって、
様々なコンビネーションを身に付ける事ができるからです。
特にパンチからキックのコンビネーションは、キックボクサーとしての可能性を広げてくれます。
もっと言いますと、ミット打ちでできないコンビネーションは、試合やスパーリングでできません。
だからこそ、障害者は、自分だけが使えるオリジナリティのある
コンビネーションを習得して下さい。
それが障害者がキックボクサーとして強くなるための要になります。
重要なのは、継続力
僕は、キックボクシングを始めたばかりの頃は、まともにスパーリングをする事すらできませんでした。
それでも僕は、キックボクシングのトレーニングを続けました。
決して諦めませんでした。
週に3日は、キックボクシングジムに行く
これは、僕の感覚ではなくて元プロキックボクサーだったトレーナーに言われた事です。
それは、週に3日は、キックボクシングジムに行かないとプロキックボクサーには、なれません。
だからこそ、僕は、週に3日は、キックボクシングジムに行きました。
今だからこそ言えますが会社でフルタイムで働きながら週に
3日キックボクシングジムに行くのは、とてもハードでした。
それでも、キックボクシングジムに行けたのは、絶対にプロキックボクサーになると
決めていたからです。
ですので、障害者でプロキックボクサーレベルまで強くなりたい人は、
週に3日は、キックボクシングジムに行って下さい。
自分自身の成長に没頭する
障害者で最初からキックボクシングのトレーニングを上手くこなせる人は、少ないと思います。
だからこそ、自分自身の成長に没頭して下さい。
健常者よりも圧倒的に不利だからこそ、自分の成長だけを見て下さい。
それが自分をプロキックボクサーレベルまで強くする道を作るという事です。
I never give up.

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